潟替は変動相場によって動いて
為替相場は、その国の経済力の反映で、1ドル360円というような固定相場制とは違い、常に市場で変動する「変動相場制」になっています。
もちろん、すべての国がこの制度に参加しているわけではなく、一部固定相場制をとっているところもありますが、ほとんどは変動相場制を採用しています。
とはいっても、東南アジアのようにドルに連動するドルペッグ制は、同じ変動制でも、アメリカとの国力に差があり無理があります。そのため、アジアの通貨は、ジョージ・ソロスに代表されるヘッジ・ファンドの餌食になり、大暴落したことは記憶に新しい出来事でした。ドルも円もこれら世界中の通貨の変動の影響を受けます。円とドルは、日本とアメリカの通貨の価値比較だけではなく、さまさまな国の通貨変動の影響を受けます。
その意味では世界はひとつの経済固なのです。例えば、どこかですばらしく安いパlゲンがあれば、そこに人があふれるようなもので、品質が同じで価格が違えば、得な方へ人が集まるのです。
その結果、売れに対し需要生産が追いつかなくなり、価格は上がります。そうしないとバランスがとれないからです。円とドルの値段もその時の需給関係で激しく動きます。このしくみを知らないと大変なことになります。