投資を検討する物件について、支出を算出する場合、購入費用と同じく重要視すべきは、運営にかかるコストです。物件を購入し、あなたが実際に運営を行うことになった際に、物件管理会社を使うかどうか、それは別として、購入検討の時点で、その物件が持っている支出を調査・査定してもらうために、運用つまり物件管理の専門家の手を借りるというのは良い考えであると言えます。
特に最初の不動産投資の機会を探しているならば、まずは、自己流のリサーチと分析に加えて、専門家から見て、この業界の常識的にはどのような考察が得られるか、ということを知るべきと言えるかもしれません。
物件管理会社に連絡し、このように相談して見ましょう。「部屋数が10戸のアパートを検討しているのでうが、運営を管理会社に委任するか自分で行うか、決めかねています。専門家に一緒に物件を見ていただいて、一緒にお話しして見たいのです」といった具合です。
おそらく、物件管理会社の人間は、あなたとミーティングの機会を設けてくれることでしょう。その時間は、半日に及ぶかもしれないし、ほんの一瞬で相手が関心を失ってしまうかもしれない。しかしそれが1時間程度であったとしても、あなたが将来の顧客になる可能性がある以上、相手は誠実に対応してくれるはずです。たとえ相談料を1時間分支払うことになったとしても、最低限、業界の常識的に考えて、支出が莫大になるだろう、リーズナブルだろう、といった有用な意見は得られるはずです。専門家に会うことは、おそらく、有意義な体験になるものと思われます。