デューデリジェンスの重要項目
デューデリジェンスの定義は、直訳した通り、適正な努力をもって、物件調査を
行うことです。これこれの項目を調べること、という厳密な定義はありません。理想は、全ての情報を集め、吟味し、不動産価値を見極めることです。その結果、もしかしたら、期待したようなキャッシュフローは実現され得ないだろう、という結論が得られることがありますし、そうして投資自体を取り下げるということもありえるでしょう。
まず大事なのは、当たり前と思えるようなことです。投資対象である物件の物理的な条件の把握です。まず所在地。これは住所や地番、登記簿に記されている情報などです。また、最寄駅からの距離、物件の構造や規模、築年数などといった、様々な物理的な事項を含みます。さらに、現在の土地と不動産の所有者の把握、抵当権などといった所有権以外の権利が付着しているか、ということも重要です。
この段階では、特別な難しい考察などはまだ必要ありません。投資対象である物件が持つ名義や公的な情報などを収集する段階ですので、ここで性格かつ十分なリサーチができていないと、これ以降のより複雑な要素について考える際に、誤った判断をしてしまう可能性につながりますので、複雑なアイデアなどはいらないとはいえ、とにかく多くの、性格なデータを集める、ということに集中しましょう。