買い手と売り手の関係と需給関係が相場を動かします。投機的売買も主要な取引動機になります。
外国為替取引が発生する動機に
- 輸出入に伴う貿易取引
- 観光旅行をする場合などの貿易外取引
- 外国の会社を買ったりする際 に伴う資本取引
などがあります。 こうした取引の相手がアメリカの場合は円とドルの交換、つまりドルの売買が伴います。ドルという通貨を買ったり売ったりする場合、買い手が多ければその商品価格は上がりますし、売り手が多ければその商品価格は下がります。こうして、 ドルの値段である外国為替レートが上がったり下がったりします。つまり、 一般の商品価格や株価と同様、売買のバランス(需給関係)によって、通貨の値段(外国為替レート)が変動するわけです。外国為替市場では取引動機による外国為替取引、つまり外国為替の売買か不断に行なわれています。それに加えて売買差益を狙った投機的な売買も頻繁に行なわれています。 こうした外国為替の売買の結果が、外国為替レートとなって現われているわけです。 銀行間の取引の場である外国為替市場では、売買額が均衡していることは稀なので、外国為替レートは瞬時に変動します。日本の場合、変動の単位は「銭」の単位で、 銀行間の取引では通常5銭刻みで変動しています。