包材資材に使われている資材は?
包装資材は、その出荷量別に見てみますと、①紙、②プラスチック、③金属、④ガラス、⑤木材、⑤その他、の順となっていますが、これらの中で食品用の包装(容器)資材を見ると、紙は段ボール箱や包装用紙など外装用の包装資材としての使用が殆どであり、乳製品やジュース、スープなどの飲料容器は、紙全体の4%程度でしかありません。プラスチックの場合、飲料や液体調味料などに使用されているペットボトルや、レトルトパウチ(加圧加熱殺菌したレトルト食品に用いる袋)、菓子類に使用されているフィルム包装などは、プラスチック包材の約1割強を占める程度しかありません。そんな中、金属性包材の場合、食品包装として使用されている割合は、スチール製品、アルミ製品の約6割が飲料用缶や食缶(食品缶詰)に使われていますし、アルミ箔製品もプラスチックフィルムなどのラミネート(積層)包装容器として広く使われています。ガラス製品の場合も、ビールや酒の容器、調味料やジャムなどの加工食品容器として昔から広く使われています。木製の包装容器の場合は、折箱など古くから使用されてきた歴史がありますが、現在では包材の中に占める比率はほんの僅かになっています。このようにして包材の中での「食品包装への利用率」を見ると、金属容器とガラス容器が最も比率が高く、次いでプラスチック容器、紙容器の順になっています。食品包装に関しては下記サイトにも情報が掲載されていましたので参考までに読んでみてはいかがでしょうか。