高い利率が魅力
外貨預金では、その通貨を発行 している国の預金金利が適用され ます 。 日本は低金利なので、おおむねどこの国でも預金金利は日 本より高く、そうした高金利を日本にいながらにして得ることがで きるのが、外貨預金の大きな魅力 といえます。 利率は通費によって違います。 また同じ通費でも、銀行によって も多少違いがあります。 忘れてならないのは、外貨預金は円建ての定期預金と違って、預入と解約のときに為替の手数料がかかるという点です。手数料は 米ドルの場合が往復で 2円、ユー ロは3同、豪ドルや ニュージーラ ンドドルは 4-5 円とする銀行が多くなっています。 利率が高くても手数料が高けれ ば、それだけで利益が吹き飛んで しまうこともあります。銀行の中には、手数料の安いところもある ので、そうしたところを探して利用するのもいいでし ょう。 ただし、外貨建てであっても、 利害には日本の預金同様、 20 % の税金がかかります。 為替の動向によっては、利益のほかに為替の差益を得られること もあります。この差益は雑所得扱いとなり、確定申告して税金を納める必要があります。 なお、 年収が2000 万円以下の 給与所得者で、為替差益を含めた 給与以外の所得が年間 20 万円以下なら、確定申告は不要です。